新築 、 リフォームでクライミングウォールを作る










まずはじめに、クライミングウォールを作成する場所を決めましょう。
自宅の一室に作成するもよし、ガレージに作成するもよし。

ただ、注意する点は、クライミングを行う壁のまわりに十分なスペースがあることです。
壁の下や、まわりに家具などがあると、それらにぶつかってケガをする可能性があります。
また、壁のまわりの床に段差がないことも重要です。

段差があると着地時に足をひねってしまい、ケガにつながります。
階段の途中の壁をクライミングウォールにしたい方も
いらっしゃるとは思いますが、オススメできません。
クライミング(ボルダリング)で、一番ケガをする可能性が高いのは
着地時ですので、あくまでクラッシュパッド(クライミング用のマット)を
置いてクライミングすることを前提にお考え下さい。

クライミングを行う場所が決まりましたら、壁の面積を計りましょう。
どれくらいの個数のホールドを取付けるのかは、個人の好みによりますが
「1820 x 910mm」の面積で9〜13個ほど設置されているといい具合かと思います。
設置個数でお悩みの方は、ご相談ください。








一番重要なポイントが、この爪付きナットの設置です。
爪付きナットは、壁の裏側に設置するもので、壁を取付けてしまった後からでは
作業ができない場合がほとんどです。
クライミングウォールを作成される場合、何よりもまず
爪付きナットを壁となる板に打ち込むということを忘れないようにしておいてください。
爪付きナットを打ち込む間隔は、20〜30cm間くらいです。
板の厚みは、18mmほどが一般的ですが、もちろん厚ければ厚いほど丈夫ですので
20mm〜25mmほどあってもいいかと思います。
爪付きナットを打ち込む際にも、板にヒビが入ってしまうおそれもあるため
18mm以下はオススメできません。


爪付きナット設置方法は
他のページでも説明させていただいていますので、詳しくは下記のページを参考にしてください。


メンテナンスのしやすい壁作り
https://www.hold-ya.com/page/how-to-hold.html

ホールドの取り付け方法
https://www.hold-ya.com/page/maintenance.html

爪付きナット、ボルト、六角レンチの販売ページ
https://www.hold-ya2.com/?mode=cate&cbid=729949&csid=0








クライミングウォールを貼付ける作業を行う際に注意する点は
裏に少しスペースができるようにするということです。
ホールドは、壁となる板の裏側に設置した爪付きナットと、ボルトで挟み込んで固定します。
表からボルトを板とホールドに通すわけですが、このボルトは
板を通り越して、少し裏側にハミ出ます。

もしクライミングウォール(板)をピッタリと裏の壁などに貼付けてしまった場合
このハミ出る部分がつっかえて締めることができなくなります。
ですから、壁の裏は、ある程度(15〜30mm程度)スペースを作る様にしてください。
板の設置自体は、釘などで板にヒビが入らない程度に固定してください。






壁のしなりを予防するために、裏側に間柱を入れてください。
7 x 7cmの間柱を45cm間隔もしくは
5 x 5cmの間柱を30cm間隔で入れてください








爪付きナットがすでに埋め込まれていて、壁に貼り付けていただければ
クライミングホールドが設置可能な
クライミングウォール用パネルの販売も行っています。


クライミングウォール用パネル









ここまでくれば、ホールドを取付けるのは、いつでもOKです。
壁が張り付いた時点で取付けてもいいですし、もし新築の場合は、すべての施工が終了してから
ゆっくりホールドを取付けても大丈夫です。
ここまでの施工を施工業者の方に行ってもらう方も多いかと思いますが
ホールドの取付けは、六角レンチさえあれば、
非常に簡単なので、個人で十分取り外しすることが可能です。
ホールドの詳しい取付け方は下記のページを参考にしてください。


ホールドの取り付け方法
https://www.hold-ya.com/page/maintenance.html






※ これらの説明は「ボルトオン」のホールドを設置する場合の説明です。
「スクリュウオン」のホールドの場合であれば、スクリュウで設置するだけと
非常に簡単です。